音楽という科学


最近読んだ本で、科学という学問の成り立ちの話が載っていました。リベラルアーツという古代ギリシアの教養がヨーロッパに入って自由七科として発展し、その中でも科学として位置づけられていたのが、音楽、算術、幾何学、天文学の4つであったそうです。

大学で音楽史の歴史を勉強した時に習ったが、改めて考えてみると面白いです。

私のイメージでは、科学というと理科のイメージで、ニュートンがリンゴを落としたり、ガリレオが望遠鏡をのぞいたり、アインシュタインがあっかんべーをしているのだけれども、まさか音楽まで科学だったなんて。きっと、日本中の小学生に音楽と理科は勉強としては同じ仲間だよと言っても信じてくれないし、算数もね、と言ったら変人扱いされそうな気さえします。

でも、昔流行った「のだめカンタービレ」の劇場版で、玉木宏演じる千秋先輩が、音楽の倍音の話を引き合いに「世界の秩序を人類の英知で説明するために発達した学問が科学で、音楽だって完璧に数学で説明できる」(←うる覚え)みたいな話をしたシーンで、

(カッ、カッコイイーーーーーーー)

って思ったのは今でも覚えています。考えてみると、昔から音楽家には、法律家であったり、科学者であったり、数学者であったりと学問としての科学も極めている人が多いのもそのせいかもしれませんね。

音楽の奥深さは本当に魅力的です。


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